「放射能」「放射線」

「元素」「原子」


放射能の説明の前に、元素原子との説明です。
元素 原子という言葉を聞いたことはありませんか?
まず、元素というのは、すべての物質のもとになっているものです。
簡単に言うと、ものはすべて元素からできています。
食塩はナトリウム塩素という元素からできていて鉄はという元素からできています。
次に、元素の中にあるのが原子というとっても小さいものからできていて、もちろん肉眼で見ることはできません。
原子の中心には原子核がありその周りを電子がまわっていて原子核の中は陽子中性子で、できています。
普通、原子は別の原子には変わることはありません。
元素 原子がわかったら次に行きましょう。
参考書籍:U-CANの乙種危険物取扱者第4類速習レッスン


「放射能」「放射線」って何?

まず、放射能というのは放射線を発する能力のことで、普通原子というものは、別の原子に変わったりすることはないけれど、
少し陽子中性子のバランスが悪くなりこわれて、直そうとするときに放射線をだします。
なのでじきには違う原子になり放射性物質ではなくなります。

放射能放射線のことを簡単に言うと、放射能は懐中電灯で放射線は光です。

次に、放射線には、種類があります
原子核が核分裂してできる中性子線
原子核がガンマ崩壊してできるガンマ線
原子核がベータ崩壊してできるベータ線
原子核がアルファ崩壊してできるアルファ線などがあります。
参考書籍:福島原発事故!緊急出版世界一わかりやすい放射能の本当の話

放射性物質の寿命


放射性物質の寿命は、半減期で表すことができます。
放射性物質の種類によって半減期は違います。
例えば、ヨウ素131という原子は8日
ウラン238という原子は45億年です。

ヨウ素131の量を1とすると8日で二分の1になります。
16日で4分の1、24日で8分の1、32日で16分の1。
と、いう風に半減期になると放射性物質は半分になります。

たとえばウラン238という原子が地球ができたころに生まれて半分になるのはするのは今ごろになります。

参考書籍:福島原発事故!緊急出版世界一わかりやすい放射能の本当の話

内部被ばくと外部被ばく

内部被ばく 外部被ばくという言葉を聞いたことはありませんか?
内部被ばくというのは文字通り身体の中に放射能が入り身体の中で被ばくすることです。
内部被ばくは食物などの体に吸収するものから摂取して被ばくします。
放射性物質放射線をださなくなるまでものすごく時間がかかります。
なので放射性物質が身体に入ったらずっと放射線をだし続けます。
ということは内部被ばくというのはとても怖いことです

外部被ばくというのも文字通り身体の外で被ばくするこです。

参考書籍:福島原発事故!緊急出版世界一わかりやすい放射能の本当の話

放射線を止める壁


あなたは、家の中にいれば放射線を防げると思いますか?
残念ながらすべての放射線を防ぐことはできません。
けれども、放射線の種類によって放射線を止める壁があります。
放射線の種類は、アルファ線・ベータ線・ガンマ線・中性子線があります。
アルファ線は紙1枚で止まり、ベータ線は薄い金属の板で止まります。
ガンマ線は鉛や厚い鉄の板で止まり、中性子線は水や、厚い水を含んだコンクリートで止まります。
アルファ線ベータ線は簡単に止められるけれど、
ガンマ線中性子線は止めるのがものすごく難しいです。
参考書籍:福島原発事故!緊急出版世界一わかりやすい放射能の本当の話

ベクレルとシーベルト

原発事故の報道で「ベクレル」や「シーベルト」という言葉を聞いたことがありませんか?
 ベクレルというのは放射性物質が持つ放射能の強さです。
(懐中電灯の光の強さ)
 シーベルトとは人が受ける放射線量です。
(懐中電灯の光を見る人が感じる明るさ)
画像:四国電力HP
参考書籍:福島原発事故!緊急出版世界一わかりやすい放射能の本当の話


Copyright©2013 小・中学生向け放射能の今 All Rights Reserved.
inserted by FC2 system