原発について

原発のメカニズム


原子力発電所とは、ウランやプルトニウムが核分裂反応をする際に発生する大量の熱で水を沸騰させて蒸気をつくり その蒸気を、発電機につながった巨大な羽根車(タービン)に吹き付けて発電機を廻す発電所である。
言ってみれば、<間接蒸気力発電>。
タービンを回して電気を起こす発電所である。核燃料を使用して電気を起こすことから、核発電所(かくはつでんしょ)ともいう。
参考HP:原子力発電所 - Wikipedia
画像:原子力発電のしくみ

原発のメリットとデメリット


原子力発電所のメリット


  • 安定した電力供給が可能
  • 発電時に 地球温暖化の原因とされる二酸化炭素を排出しない
  • 使用する燃料が極端に少なくて済む
  • 燃料の中東依存度を減らすことが出来る
  • 核燃料サイクル等によるウラン238の有効利用や海水からのウラン採取が実現すれば、燃料は非常に豊富
  • 経済性が高い
  • 再処理により準国産エネルギーを実現できる
  • 技術力があることがアピールできる
  • 酸素を必要としない


原子力発電所のメリット


  • 重大事故は周辺環境に多大な被害を与え、その影響は地球規模に及ぶ
  • 毒性が強く、放射性物質である核廃棄物を作り出す
  • 高レベル放射性廃棄物の最終処分地が決定していない
  • 地殻中のウラン235のみの利用を考えた場合、資源がそれほど豊富なわけではない
  • ウラン資源の可採埋蔵量に由来する資源枯渇問題
  • 軍事転用の制約に関わる国際社会への配慮
  • 起動停止の所要時間が長い(通常停止)
  • 炉の特性上、通常は負荷追従運転を行わない
  • 火力発電所と比べ、施設建設に多大なコストがかかる
  • 地質学的側面から、立地場所が限定される
  • 電気利用者・電力会社と施設周辺に住む住民との利益・不利益が相応でない可能性がある
  • 発電施設および核廃棄物へのテロの危険
  • 将来の原子力発電を担ってくれる若手技術者が減少傾向にある
  • 原子力発電所の新規建設数が減少していることからメーカーの原子力部門における技術の継承が困難となってきている

引用:原子力発電の問題点

レベル7

レベル7というのはどれだけ危険か?ということではありません。
原発事故を調査しそれ以上ひどくなるのをふせぐレベルです。
レベル0は、尺度以下
レベル1は、逸脱以下
レベル2は、異常事象
レベル3は、重大な異常事象
レベル4は、事業所外への大きなリスクをともなわないじこ
レベル5は、事業所外への大きなリスクをともなうじこ[スリーマイル島原発事故]
レベル6は、大事故

レベル7は、深刻な事故[福島原発事故][チェルノブイリ原発事故]
日本の福島原発事故はレベル7なので、深刻な事故です。
参考書籍:福島原発事故!緊急出版世界一わかりやすい放射能の本当の話


こんなにひどい放射性降下物

福島に降ったのは、茨城の200倍でした・・・
参考・画像:泣いて生まれてきたけれど

放射性物質のの生物濃縮

原発事故で最も影響が大きいのは海洋汚染です。
放射性物質が多くても少なくても放射性物質が海に流れ込み、プランクトンの体に入ります。
そのプランクトン小魚が食べます。
次に、小魚大きな魚が食べます。
最後は、人間大きな魚を食べます。
そのようにだんだん放射性物質が取り込まれ、最後は人間の中に放射性物質が入ります。
このように、だんだん放射性物質が濃縮されることを生物濃縮といいます。

参考書籍:福島原発事故!緊急出版世界一わかりやすい放射能の本当の話


放射能にはどんな危険がある?

放射能はどれだけ危険かは、まだ全て分かっているわけではありません。
とくに放射性物質が体の中に入ってしまった健康被害については、ほとんどわかっていません。
けれども、被ばくするとどんな症状が出るかは、研究が進んでいます。
人体への放射線の影響には次のようなものがあります
・すぐに影響が出るもの       :急性影響
・数年または数十年して影響があるもの:晩発影響
被ばくした人の子供への影響    :遺伝的影響

参考書籍:こどもたちを放射能から守るために


Copyright©2013 小・中学生向け放射能の今 All Rights Reserved.
inserted by FC2 system